第79回ル・マン24時間耐久レースはチェッカーまで残り1時間となり、2号車アウディと9号車プジョーの差はわずか22秒という緊迫した終盤戦を迎えた。
残り2時間近くとなり、ル・マンはさらに脱落者を生むことになる。これまでガソリンエンジン勢の最上位である5番手にいた16号車ペスカローロ・ジャッドがタイヤバリアに激しくクラッシュ。ドライバーはマシンを降りた。
そんな中、上位陣は滑りやすい路面の中ペースがやや落ちることになるが、トップはアウディ2号車、2番手にプジョー9号車という順位で推移。2台だけが同一周回で、先に9号車がサイモン・ペジナウが最後のピットストップを済ませコースへ。
次いで、残り55分となったところでトップのアウディ2号車がピットイン。ドライバーはアンドレ・ロッテラーで、その差は22秒! 2台により、このままチェッカーまでマッチレースが展開されることになった。
アウディ陣営唯一の生き残り、そして今回は“日本のライセンス”で走るロッテラー駆る2号車か、そして王座奪還に向け、昨年の全車リタイアの雪辱を目指す9号車プジョーか……? ル・マン24時間は終盤に向け目が離せない展開となった。
LMP2クラスは、41号車グリーブス・モータースポーツのザイテック・ニッサンがトップをキープ。26号車シグナテック・ニッサンが続き、ニッサンエンジンがトップ2をキープ。LM-GTEプロは73号車コルベットが51号車フェラーリを逆転している。
( 出典: オートスポーツweb )